所長あいさつ


新しい芸術の発展へ

松尾所長1981年4月に新しいガラス芸術を目指して、ガラス工芸、ガラス造形技術の総合教育機関として発足、2010年には創立30周年を迎えました。この間約1,000名余りの卒業生を輩出し、各地で工房を築き、ガラス作家として、あるいは教育機関の教師として後輩の指導に当り、また外国で作家活動と広く活躍しております。  当初は前例のないガラス専門教育機関として注目され今日まですごしてまいりましたが、この間に世間一般にも、ガラス工芸、ガラス造形に対する関心度も高まり、作家も増え、数々のガラスを愛でる美術館の設立、各地のガラス工房設置等、日本でのガラス工芸、ガラス造形への発展と普及に充分に寄与できたものと自負しております。

 これからも濃密なガラス作家の養成と技術者の養成に専念し、ガラスという素材を十分に生かした新しい造形美術へと、又、他の素材と協調しあうジャンルの開発をめざして前進するつもりでおります。近年、ガラス工芸、ガラス造形への関心はアジア全般にも広がり、ガラス作家を志す若い人達も多く、広く門戸を開け友好を深める所存でございます。

                                  東京ガラス工芸研究所所長

                                        松尾 敬子